暮らしの中の電磁波リスク

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電磁波の影響を最小限に抑えた人に優しい住まい「オールアース住宅」が生まれました。

オールアース・ストーリー(誕生秘話)

オールアースが住宅に必要かどうかは、そもそも最初からわかっていたのではなく、お客様からのクレームがきっかけで、「住宅そのものが静電気と電磁波の発生源になっている」ということがわかったからでした。

わたしたちは、起業時には「パソコンやホットカーペットなどの家電製品」からの電磁波を抑制するために「アースが取れないコンセントでも、簡単に簡易的にアース と同様の効果を得られる技術」を開発して、商品化して販売を行っていました。ところが、木造住宅にお住いのユーザーの皆さまから「折角購入したのに、正しくセット ができない」というクレームが全国で起こり、私とあと2名しかいないスタッフで手分けして、お電話と現地に伺って対応を行ったところ、これらのクレームについてあ る特徴が見えてきました。

それは、クレームのほとんどは「木造二階建ての二階部分で機器を使用する際に起きている」ということでした。

私たちは、個々に電磁波測定器をもって、その機器を設置している机の周りから測っていくと、よくわからなくなってきたので、対象となるパソコンの電源プラグ を抜いて、電磁波が全くでない状態をつくって、測定をしてみると、出るはずのない数値がそのパソコンやデスクや椅子、そして床や壁から測定され、頭の中が混乱し て、冷静になるまでしばらく時間がかかったことを覚えています。

その時に、そのお宅のお母さんが、「一階では、正しく設定ができるんだけどね」という一言が、大きな閃きを生みました。

私は設計事務所に4年間勤務した経験があり、そのときに、たくさんの屋内配線が敷設されているのを思い出したんです。

パソコンなどの家電製品に電気を供給している屋内配線からは、同じ電磁波が発生して、それだけではなく、静電気をも誘発して発生させているということを測定器の数値を見て、確信をしました。

そうして、住まいの電磁波対策としてのオールアースという概念が生まれ、具体的な建物への検証がはじまりました。

わかってきたことは、築年数が浅ければ浅いほど、屋内配線の量は多くなっており、築40年くらいの建物と比較してみると6倍くらいの差があり、現在オールアース を導入される際に、具体的に屋内配線・コンセント・照明の数を提出いただくことを義務化していることで、大変なことがわかりました。

こちらの表(表@)を見てもらうと一目瞭然ですね。
図

つまり、現在の住まいは、こうした設備を充実させて、利便性を高めることにより、いままで考えなくてもよかった電磁波と静電気の問題を引き起こしたということなのです。

だからと言って、不便なお家にすることはできませんから、利便性を追求していきながら、その副作用的に働く要素をなくしていくことが必要でした。

海外の住宅との比較でわかったこと。

日本の住まいがこのような状態ですから、海外も同様に電磁波と静電気の影響を受けているはずだと思うでしょうが、WHOが公表しているクライテリアNo238のP-68には、ほとんどの数値は出ていないということが記述されているが、日本のデータはありません。

つまり、日本が電磁波環境においては、特殊な環境にあるということが裏付けられたということになります。

具体的な数値として、日本の住宅は150V/m〜450V/mという数値になっていますので、海外の平均値から見ると、10倍から40倍ということになりますか ら、異常な数値です。

海外がなぜ、このような数値になっているかというと、照明とコンセントの数が日本の平均の4分の一なので、当然屋内配線も少なくなるわけです。 言い換えると、日本の40年前の住まいと同等ということになります。 文化的な背景も重なって、これだけの違いがあるわけですから、建てる側がこれらのことを真剣に考えていかなければならないと思います。

オールアースの目的とは

日本の住宅における住生活基本計画は平成18年6月に住生活基本法が制 定され、大きくは、3つの視点から住環境をより良いものにしていくという計画となっています。その中でも居住者からの視点にある目標のひとつには「結婚・出産を希 望する若年世帯・子育て世帯が安心して暮らせる住生活の実現」というテーマがあります。

これは、そうした方々への住まいをいかに確保できるかという視点であっ て、住まいそのものの安全性や快適性を促す内容ではありません。また、建築基準法においては、第一条の目的に「この法律は建築物の敷地、構造、設備及び用途に関す る最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする」とあります。 電磁環境性能基準と調湿環境性能 基準については、言及されていません。

また、住宅性能表示制度においては、10分野のものさしでわかりますというようなキャッチコピーで表示されておられます が、注文住宅市場におけるトップランナーは、そのようなことには一切触れておらず、テーマにしているのは、「超省エネ×超健康」として、そのための工法を説明して います。つまり、省エネを追求しながら、健康をも担保していくというものです。これは、住宅における断熱性能と結露を防止する対策性能そして、温熱環境とエネル ギー消費量の基準を設けて、クリアしていくというものです。しかし、その中にも、先述した2つの性能基準は全く見えてきません。

私たちは、ドイツの建築生物学であるバウビオロギーという建築の在り方を手本として、最も重要な4つの環境要素である「温熱環境・湿気の環境・空気環境・電磁波 環境」のひとつに含まれているこの電磁波についてのソリューションを提供しています。

暮らしの中の電磁波リスクについて

弊社では電磁波の問題について、こう考えています。

高圧線や送電線から発生している電磁波による影響を調査した海外の文献や国立環境研究所の疫学調査の結果などには、小児白血病が2.5%増加する、自殺率が増加する、発ガンの可能性がある、など、当然事実に基づいた結果を公表されているとは思うのですが、どうも暮らしのパターンとこのリスクについて、焦点がぼやけているように感じます。

というのは、例えば、これらのリスクを一般の皆さんにお聞きしたときに、果たしてどれくらいの人が「自分のこと」として問題意識を持つことに繋がるのでしょうか?

もちろん、これらの疫学調査を否定しているのではありません。

疫学調査でリスクがある場所として指摘されている範囲以外は、安全であると言う認識を持ってしまうことに大きな問題点があるということなのです。

疫学調査の対象は、あくまでも送電線や高圧線のせいぜい100m以内です。約4年間ほどの時間をかけて調査をしていきますが、一般的な住宅構造や、使用する家電製品などについては、「使用頻度が異なったり、住宅による変化がある」ことから、そうした要素については調査対象から外れてしまっているようです。

つまり、私たちが日常的に最も長い時間を過ごす住宅やオフィスといった生活の場で起きている問題点については、言及されていないのです。

もっと、身近なテーマについて議論できるような調査や臨床を行った上でデータを公開していかないと、電磁波の問題は解決されないと思います。

現在、携帯電話の普及率は高校生で90%、中学生で65%、小学生で45%と高水準で推移しています。ビジネスのみならず一般家庭でも普及しているパソコン、家族のコミュニケーションツールにもなりつつあるゲーム機、そしてIHクッキングヒーター、電子レンジなどの日用品に至るまで、私たちの日常には電気が溢れています。送電線や高圧線について考えることはもちろん重要なことですが、より目の届く範囲に焦点を当てて、実際に起こっている、だれもが感じたことがある自覚症状の原因追求を行っていかないことに対して、非常に危惧しています。

携帯電話を使っていて「頭が痛くなる」「熱くなる」とか、パソコンを使っていて「皮膚が赤らんでくる」「発疹が出てくる」といったことを感じたことがある人は、決して少なくはないはずです。現代人は本当に様々なアレルギーを抱えていますから、こうした症状を感じる全ての人が電磁波に反応しているとは断言できません。ただ、こうした症状と、電磁波を含めたアレルギーとの関連性について、きちんと向き合って考えていく必要があると思います。

「暮らしの中の電磁波対策」というテーマは、まだまだ歴史が浅い分野ですが、今後は医学だけでなく建築という観点からも研究が進み、どんどん情報公開されていくことになることを望みますし、実際にそうなると考えています。

弊社では、「住まい」という生活の基盤に焦点を絞り、私たちの住まいがわずか数十年という短い期間で「電磁波をたくさん発生させる場」となってしまったこと、そしてそのことが私たちの身体に与える負荷について、多くのお住まいやオフィスの電磁波を測定することで知りました。

このサイトでは随所で触れていますが、こういった住環境の変化は、「コンセントの数」「照明の数」「ブレーカーの回路数」そして「屋内配線の量」という4つの要素で見ることができます。ご自身で家を建てるときには、事前にこの4つの要素を明確に把握していただいた上で対策を講じていくことが、現代における「暮らしの中の電磁波対策」になるのです。

機能的で利便性の高い住まいでありながら、電気の影響を受けない住まいにするのが、「オールアース」の考え方です。

アースというとこれまでは、水周りの感電防止のイメージでしたが、最近ではパソコンやゲーム機についても、アース端子がついている電源コードが増えてきました。なぜそうなったのか、なぜアースが必要なのかを、使う側である皆さんに、正しく理解していただきたいのです。

このサイトを通じて、皆様の新しい住まいへのお手伝いが出来ることを願っております。


屋内配線から発生する電磁波が、壁や床に帯電している様子

オールアースが必要なわけ

人にやさしい住まいを追求すれば、自然素材を使った化学物質対策だけでは片手落ちです。また、それだけでは健康住宅とも自然派住宅とも言えません。

便利さや快適さだけでなく未来の住宅に必要なこと、それが自然住宅オールアースの技術です。皆さん、ごぞんじですか?新しい住まいを考えるときに必ず増えるものがあります!それは電気です。ここに照明があったらいいな!とか、ここにコンセントがあったら便利だな!とか、いままで不便だったことを解消することと引き換えに、不都合な電気(電気の副作用)が「住まいの電磁波」です。この電磁波に対する対策が「オールアース住宅」なのです。

理由その1

電気の使用量はこの40年で6倍になりました(2002年10月26日読売新聞より)。実際、周りを見渡すと家電製品など電気を使うものがあふれて、私たちの生活は電気無しには成り立たなくなっていることに気づきます。

そんな中、電気による健康被害を訴えている方が増えているという事実があります。そのメカニズムはいまだに解明されていませんが、電気の使用量増加と比例するように増えてきたこういった訴えは、双方に因果関係があることを表していると考えられます。

それではなぜ、電気が身体に影響を及ぼすのでしょうか。

オールアース住宅プロジェクト:使用電力量の推移


理由その2

この25年間で大きな変化を遂げてきたのは、家の中の照明器具とコンセントの増加です。新しい家でまず目に付く玄関ホールからキッチンそしてダイニングへと天井に埋め込まれているダウンライトを数えてみてください。

さらに、階段周りから寝室や子供部屋そして洗面所に至るまで、どのくらいの照明器具を使用しているでしょうか?そして、お部屋には家電製品を使うときに不便さを感じないようにお部屋の四隅にコンセントを設置しているでしょう!この数を数えてみてびっくりするはずです。

この照明器具やコンセントそのものから発生している電磁波はある程度の距離があるので、ほとんど問題はありませんが、そこに電気を供給している「屋内配線」から電磁波の「電場(交番電界)」と言うものが360度方向に直径で約70cmの範囲で発生しています。つまり、床や壁の内側に入っている配線から発生している電場は電位が低いほうへと伝播しているという特徴をもっていますので、床の上や壁に直接触れ続ける身体へ伝播していくのです。

この結果、住まいそのものからの電磁波(電場)※1を制御するためには、オールアースという技術により解決できるのです。

※1 配線からは磁場は発生していません。

理由その3

25年前までは室内配線は約150m程度しか使用されていませんでした。そのため、電磁波についてはあまり心配ありませんでした。しかしながら、今日では約7倍の1,000mも使用されているのです。



オールアース住宅プロジェクト:屋内配線の様子 オールアース住宅プロジェクト:屋内配線の様子

一軒の家に使用されている電気コードは1,000m以上。実際に見てみるとその量に驚くことでしょう。

オールアース住宅プロジェクト:配線量の移り変わり

電磁波を取り除くには?

対象物から離れる

もっとも簡単な電磁波対策は、対象物から離れることです。

電場を測定すると、対象物からの影響に比例して数値が下がります。テレビは通常数十メートル離れて見るものですし、電子レンジや冷蔵庫も常に近くにいるわけではありません。ですから、パソコンなど一部を除くほとんどの家電製品にはこの対策が有効ですし、日常的にこういった家電製品からの電場の影響は少ないと言えるでしょう。ところが、家はどうでしょうか。家の壁や床は、つねに体の一部が接しています。そこから距離をとることは不可能です。

電磁波発生源からの距離と電場の関係

オールアース住宅プロジェクト:電磁波発生源からの距離と電場の関係

測定日:平成18年8月10日
測定場所:(株)レジナショールーム
測定機器:FM-6
湿度:75%
室温:25℃
測定者の身長:170cm

アースをする

電場対策として有効なのは、対象物から離れることですが、離れることが出来ない場合はどうしたらよいのでしょうか。

もうひとつの電場対策は「アース」です。アース(接地)は余分な電気を逃がし、感電防止などの役割を果たすためのものですが、実は結果的に電場をも逃してくれるのです。

壁・床・天井に張り巡らされている屋内配線からの電磁波は、様々な部材を伝わって伝播し、身体の表面を覆うのです。電磁波の室内への侵入を防ぐために、アースをする必要があるのです。

オールアース住宅プロジェクト:アースをとっていない状態とアースをとった状態


>>アースをする必要性についてもご覧ください!


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